住宅の地震対策の話になると、
「制振ダンパーは絶対付けたほうがいい!」
という意見を見かけることがあります。
実際、僕自身も制振ダンパーを採用しました。
ですが、だからといって全員に必須だとは思っていません。
むしろ個人的には、
“まず大事なのは家そのものの耐震性能”
だと考えています。
制振ダンパーは補助的装置。
たとえば、
「座った瞬間に壊れる自転車に補助輪を付けても意味なくない?」
ちょっと極端な例ですが、個人的に制振ダンパーはそんなイメージです。
まず大事なのは“本体”。
つまり家そのものの耐震性能です。
その上で、さらに安定性や安心感を高める追加装備として、制振ダンパーがあると思っています。
今回の記事では、
- なぜ僕が耐震等級を重視したのか
- 制振ダンパーをどういう位置づけで採用したのか
- なぜ“全員に必須”とは思っていないのか
について、実際の家づくりを踏まえてまとめていきます。
実際に自分がどう考えて追加したか、どういう人にオススメかをまとめていきますので、
ご興味ある方は是非読んでやってください!
制振ダンパーは“必須装備”だとは思っていない
最初に書いておくと、僕は制振ダンパー自体を否定したいわけではありません。
実際に自分でも採用していますし、意味のある設備だと思っています。
ただ、最近は少しだけ
「ダンパーさえ付ければ安心」
みたいな空気を感じることがあります。
個人的には、これは少し違うかなと思っています。
制振ダンパーはあくまで“補助”。
“家をより安定させるための追加装備”だと思っています。
まず大事なのは、
- どんな構造なのか
- 耐震等級はいくつなのか
- しっかり構造計算されているのか
- 無理な間取りになっていないか
こういった“家そのものの強さ”だと思っています。
まず重要なのは家そのものの耐震性能
僕自身、家づくりではまず耐震性能を優先しました。
具体的には、
- 許容応力度計算による耐震等級3
- 総二階ベース
- シンプル形状
- 無理の少ない間取り
など、本体側を重視しています。
正直、制振ダンパーよりもまずこちらのほうが大事だと思っています。
極端な話、
本体が弱い状態でダンパーだけ追加しても、根本的な解決にはなりにくいと思うんですよね。
もちろん制振によって揺れを軽減する効果は期待できます。
ですが、まずは
「そもそも強い家にする」
ことが土台だと考えています。
それでも僕が制振ダンパーを採用した理由
では、なぜ僕は制振ダンパーを採用したのか。
理由として大きいのは、
“今後数十年のうちに、震度5を超える地震が来る可能性は十分ある”
と思っているからです。
耐震等級3だから絶対安心、無傷というわけではありません(-_-;)
倒壊は防げても、
- クロス割れ
- 建具ズレ
- 接合部への負担
- 累積ダメージ
などは起こりえます。
特に家は一回建てたら終わりではなく、
何十年も使っていくものです。
だから僕としては、
「倒壊しないこと」
だけでなく、
「できるだけダメージを減らしたい」
という考えがありました。
その補助として、制振ダンパーを入れています。
僕にとって制振ダンパーは“保険”に近かった
個人的に制振ダンパーは、
“安心感を買う設備”
に近い感覚があります。
実際、付けた瞬間に生活が便利になる設備ではありません。
ですが、
- 少しでも揺れを減らしたい
- 将来的なダメージを減らしたい
- 長く住む家だからこそ備えたい
という気持ちはありました。
特に制振ダンパーって、後から追加するのがかなり大変です。
だからこそ、
「やるなら建築時かな」
という判断でもありました。
ある意味では、
自動車の安全装備や保険に近い感覚かもしれません。
使わないならそれが一番。
でも、何かあった時のために備えておく。
僕にとってはそんな立ち位置の設備でした。
ダンパーを付けるかどうかは“価値観と予算”だと思う
最終的には、制振ダンパーって
“価値観と予算”
の設備だと思っています。
実際、僕が建てる予定の小さめな家でも約60万円ほどダンパー採用に費用がかかりました。
人によっては、
「その分を断熱や設備に回したい」
という考えもあると思いますし、
逆に、
「安心感にお金を使いたい」
という人もいると思います。
どちらも間違いではないと思っています。
まずは耐震等級=家が倒壊しないことを重視しています。
それを考えた上で、
“地震のあとの家の状態”
をどこまで重視するかで選ぶものだと思いました。
現在の建築費用の上がった状況で、ダンパー追加の費用もバカになりません(;・∀・)
もしかしたら一生出番のない装備になる可能性もあります。
このあたりをどう捉えて、どう予算を割り振るかは施主によって変わると思います。
僕の場合は、
長く住む間に大きな出費や、そもそも住めなくなる可能性
を少なくするための選択ですね!
まとめ
今回の記事では、耐震等級や制振ダンパーについての僕の考えをまとめてみました。
安い装備なら当然みなさんつけるような装備だと思います。
ただ、世の中タダでいいものはつきません(;・∀・)
家作りは予算との闘いでもあります。
施主それぞれに重要視する項目はあると思います。
制振ダンパーは、
「付ければ絶対正解」
という設備ではないと思っています。
ただ、
「長く住む家を、できるだけ長く良い状態で維持したい」
そう考える人にとっては、十分検討する価値のある設備だとも感じました。
制振ダンパーを考える際の要素として、こういう考え方もあるんだよ
ということを知ってもらえると嬉しいです!

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