先日、実家でちょっとした言い合いになりました。
原因は……庭のホースリールです。
ホースリールでなんで揉めるんだよってなりそうですよね(笑)
ことのあらましはこうです。
長年使っていたホースリールが劣化していて、
水を出すと途中から噴水みたいに水漏れする状態になっていました。
正直かなり使いにくかったので(使えるけど服が水浸しになる…)、
僕は新しいものを買ってきたのですが、
父から返ってきたのは、
「まだ使える」
「無駄なものを買うな」
という言葉。
結局、
- 修理するわけでもない
- 買い替えるわけでもない
- でも不便なまま使い続ける
という状態に。
もちろん、物を長く使う考え方自体は悪いことではありません。
ですが今回の件で、
「まだ使える」と、
「問題なく快適に使える」は別なんだなと改めて感じました。
そして長く使うにはメンテナンスも重要だということ。
そしてこれって、実は家づくりでもかなり重要な考え方だと思っています。
家は建てた瞬間がゴールではなく、
その後何十年も維持しながら暮らしていくもの。
だからこそ僕は今、
性能だけではなく、
「メンテナンスしやすいか」
「ラクに維持できるか」
という部分をかなり重視しています。
今回の記事では、
- 親世代との価値観の違い
- 「まだ使える」の落とし穴
- メンテナンスしやすい家の考え方
などについて、実体験を交えながらまとめてみます!
「まだ使える」が、不便を放置する理由になることもある
家でもよくあると思うんですよね。
- 開閉しにくい窓
- 水垢だらけの水回り
- 異音がする換気扇
- 汚れやすい外壁
- 掃除しにくい場所
壊れてはいない、使えてはいる。
だから後回し。
でも、その“小さな不便”って毎日積み重なります。
しかも人間って怖いもので、
最初は気になっていた不便にも慣れてしまうんですよね。
また、不便と同時に時間やお金も無駄にしてしまうこともあります。
そして気づけば、
「めんどくさいからそのまま」
になっていく。
ホースリールの件を見ていて、
これは住宅のメンテナンスでも起こり得ることだと思いました。
メンテナンスが続かないのは、“面倒な設計”にも原因がある
よく、
「ちゃんと掃除しよう」
「定期的にメンテしよう」
と言われます。
もちろんそういったマインドの部分も大事。
でも実際には、
“面倒なものは続かない”
んですよね。
例えば、
- 高くて掃除しにくい窓
- 凹凸が多く汚れやすい外壁
- 物が詰まって掃除機が通れない部屋
- 草むしりが大変な庭
- フィルター掃除がしにくい設備
こういうものって、
最初は頑張れても、年数が経つほど放置されやすくなります。
そして蓄積された汚れや不都合は、さらに解決しにくくなります。
つまり問題は、
「人がサボる」だけではなく、
“サボりたくなる構造”
にもあると思うんです。
だから家づくりでは、
性能だけではなく、
「ラクに維持できるか」
をかなり重視するべきだと感じています。
だから僕は「嫌でも維持しやすい家」を意識した
今回の新築では、
「頑張れば維持できる家」ではなく、
“嫌でもある程度キレイを維持できる家”
をかなり意識しています。
例えばですが、
窓をかなり減らした
窓って、
- 掃除(ホコリ)
- 結露(カビ)
- 紫外線劣化
- パッキン劣化
- 熱損失
など、かなりメンテポイントが多いです。
もちろん採光とのバランスは必要ですが、
なんとなく増やすと後で大変になります。
ロボット掃除機前提の間取りにした
床に物を置きにくい設計や、
掃除機が通りやすい動線をかなり意識しました。
掃除って、
“頑張る”より、
“頑張らなくても回る”
のほうが続くと思うんですよね。
凹凸の少ない箱型にした
凹凸って見た目はオシャレですが、
汚れや雨だれの原因にもなります。
外壁メンテナンスや掃除のしやすさを考えると、
シンプルな形状はかなり合理的だと思っています。
外構もできるだけシンプルにした
庭づくりも、
最初は理想を詰め込みたくなります。
でも将来的に、
- 草むしり
- 掃除
- 管理
が負担になるケースもかなり多い。
なので今回は、
“維持できる範囲”
をかなり意識しています。
家は「高性能」だけでは維持できない
最近は高性能住宅という言葉をよく聞きます。
もちろん、
- 高断熱
- 高気密
- 耐震性
などはかなり重要です。
ですが実際に住むのは何十年単位。
だからこそ、
「その状態を維持できるか」
も同じくらい重要だと思っています。
どんなに性能が高くても、
掃除が面倒、
管理が大変、
メンテしたくなくなる、
そんな家だと、結局あとから負担になりますし、放置するにつれて性能も下がります。
「ラクできる設計」は、重要事項
今回のホースリールの件で、
改めて感じたのは、
人間は“ラクなほう”に流れるということです。
そしてそれは悪いことではなく、
むしろ自然なこと。
だからこそ家づくりでは、
- 汚れにくい
- 掃除しやすい
- メンテしやすい
- 放置しにくい
という、
“ラクできる設計”
がかなり重要なんじゃないかと思っています。
家は建てた瞬間より、
住み続けてからのほうが圧倒的に長い。
だから僕は今回、
「性能」だけではなく、
“維持しやすさ”
をかなり重視して家づくりを進めました!
まとめ
実家で起きたホースリール騒動が、
まさか家づくりを改めて見直すきっかけになるとは思いませんでした(笑)
でも、こういう日常の小さな出来事から気づかされることってあるんですよね。
面倒事には蓋をしたい。
できれば見なかったことにしたい。
僕もそれは痛いほどわかります(;’∀’)
ただ同時に、
“先送りした問題ほど、あとで大きくなって返ってくる”
ということも何度も経験してきました。
しかも家の場合、
数年単位で放置されることも珍しくありません。
だから僕は家づくり開始当初から、
「どうすればラクに維持できるか?」
をかなり重視して考えてきました。
このあたりの親世代との価値観の違い、
これが実家から出てわざわざ一人で新築する理由でもあります。
正直、僕は意思が強いタイプではありません。
なので、
「頑張って掃除する」
「ちゃんと管理する」
みたいな精神論では絶対続かないと思っています( ;∀;)
だからこそ、
- 汚れにくい
- 掃除しやすい
- 放置しにくい
- メンテしやすい
という、
“嫌でもある程度維持できる方向”
に設計段階から寄せていきました。
もちろん家づくりの考え方は人それぞれです。
ただ、
「頑張る」のではなく、
「頑張らなくても回るようにする」
という考え方もあるんだなと思っていただければ……。
少しでも参考になれば嬉しいです!


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