何社かメーカーを見ましたが、正直どのメーカーもよく見えてしまうんですよね……
当然みなさんいい部分をアピールするので仕方ないことではありますがw
みなさんいいメーカーなので全部で建てます!
なんて言えるような富豪ならいいんですが、独身平民のくれは当然そんなことできません。
比較する中で、いつかは選ばなければなりません。
メーカー選びをする際にどんな条件で選んだかは別記事(メーカー比較検討時に提示した条件)で述べました。
最終的に3社に絞って検討していたのですが、どこも最低ラインは越えていました。
その状況でどこが決め手になって今の1社が残ったのか。
選んだ1社が残るまでに、他2社はどこが引っ掛かったのか。
超個人的な意見ではありますが「メーカー決めきれないよ~」って迷っている方の参考になればいいかなと思います。
そういう視点もあるんだなー程度で見て行ってください(。・∀・)ノ゙
最終選考に残った3社の特徴
最終的に比較したA社・B社・C社という3社の特徴をメリットに絞って簡単に書いていきます。
正直、今考えてもどのメーカーも魅力的でした。
・A社
社内システムのDX(デジタルトランスフォーメーション)化を徹底的に図り、高コスパ・高性能を売りにしているメーカー。
DX化によって浮いたコストはトリプルガラス窓やW断熱の標準化など、性能面に振っていました。
安く建てられる、というよりは「他社と同じ値段で高性能」という方向性でした。
ちなみに検討期間中はセール期間だったようで、いくつかのオプションがサービスされる予定になっていました。
・B社
とにかく透明性を強く推していました。
価格設定であったり、建築中の複数回に及ぶ外部機関による審査であったり。
あと、他では聞いたことない断熱材や制振装置を使っていました。
地域に根差して独自路線で作っているメーカーだなという印象。
・C社
最終的に選んだ1社。
紹介所で紹介された時は、ここで家を建てると家具100万円分がついてきます!って言われてましたw
正直、一人暮らしで家具に100万も使わんよなぁ……って感じで微妙な印象でした。
打ち合わせしていく中で、想像以上に性能とコスパに突き抜けたメーカーだなと思いました。
ちなみに複数のベースプランがあり、家具100万ついてくるものとは違うプランで建てる予定。
A社を断った理由
一言でいうと、営業スタイルが合わなかったという理由です。
スピード感がありすぎた(;’∀’)
打ち合わせ一回目はメーカーの紹介で終わり、二回目は間取りプラン提示と微修正・ざっくりの資金計画。
二回目の終わりに「だいぶまとまってきたので来週はハンコ持ってきてください。」
という流れでした。
個人的には建てたあとの資金計画含めて考えたい旨は伝えていたんですが、あまりにもざっくりと契約まで持っていこうとする態度に不安を覚えました。
家作りにおいてスピード感も大事ですが、さすがにこのメーカーは無計画に片足突っ込んでるかなって印象でしたね。
あとからトラブルになるのも嫌だったので、そうそうにお断りの連絡をしました。
ちなみに勘違いかもしれないですけど、予算伝えた時点で乾いた笑いが出てたりして、節々に建てたくなさそうな空気も感じていましたw
B社を断った理由
こちらは一言でいうと、信頼性に不安があった。
透明性を推してるのになんで?ってなりますよねw
このメーカーが推していたのは正直な家作り。
素材であったり、建築手順にはこだわっていました。
じゃあどこが気になったかというと、前年度の施工実績。
前年度に建てた棟数がとても少なかったのです。
もちろんそれも丁寧に建ててる証拠かもしれません。
ただ、僕がメーカー比較している時期は建築中のメーカー倒産などの問題も騒がれていた時期でした。
依頼したはいいけど、工事途中で倒産して工事が放置されるそうです。
やはりどんなにしっかりした施工をするメーカーでも資金がなければ成り立ちません。
僕の場合は建築までの期間が長いので、その不安を長く抱えながら家作りに取り組むのは気がかりだな……と思ったのです。
あとは間取りを詰めたりというところはスピード感あったのですが、トータルいくらかかるかっていうのが打ち合わせ4回目くらいまでいってもハッキリしなかったというのもあります。
じゃあC社はどうだったの?
徹底的に予算先行。
こちらの予算ありきで希望をすべて詰め込んでいました。
低予算であることに対して、家のサイズを小さくすることで対応していました。
耐震性能や断熱性能は絶対に落とさないプランなので、予算不足になるたびに家が小さくなりますw
でもこれって僕の家作りの方向性にバッチリ合っていたんですよね。
機能性や耐久性を担保しながら予算内で家を建てる。
その上で必要な性能を足していくというスタイルにぴったりマッチしました。
方向性のマッチは契約後に打ち合わせを進める上でも、お互いの意図がズレにくそうで安心できたんですよね。
まとめ
個人的にはメーカーの目指す家作りと、施主自身の目指す家作りが近いメーカーを探すというのが一番大事だと思っています。
たとえば現代の建築技術の粋を集めた家を建てたい人に、「いやいや、そこまでお金かけなくてもいいですよw」なんて言ったら興ざめですよね。
その人はお金かけてでも「今一番イイやつ」がほしいわけです。
僕が断った理由や目指したものは記事にしてきました。
でもこの考えに同意できない人もたくさんいると思います。
そういう方はあなた自身がどういう方向性で家作りをしたいかを明確にしてメーカーとお話していくと良いかもしれません。
打ち合わせの中で会話がかみ合わなかったり、意図が間違って伝わったりすることが多い場合は少し疑問を持ってみてもいいかもしれません。
是非この記事を見た人も良いメーカーに出会えるように祈って、この記事を〆たいと思います!

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